二地域居住のスタイルとは?

ライフスタイルが多様化した現在。

人生100年時代といわれているなかで、働き方改革や副業解禁の動きなどの社会の動きと合わせて、昨今ではライフスタイルの選択肢が増えています。
選択肢の一つとして、平日は都市部で仕事中心の生活をし、週末はゆったりと田舎暮らしをする「二拠点生活」を始める人も増えてきています。

そこで、今回は、新たなライフスタイルである「二拠点生活」についてご紹介します。

二地域住居とは

まずは、二地域居住とはどのような暮らし方を指すのでしょうか?

二地域居住
「二地域居住」とは、都市住民が、本人や家族のニーズ等に応じて、 多様なライフスタイルを実現するための手段の一つとして、農山 漁村等の同一地域において、中長期、定期的・反復的に滞在する こと等により、当該地域社会と一定の関係を持ちつつ、都市の住 居に加えた生活拠点を持つこと。

引用:国土交通省http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/chisei/kokudoseisaku_chisei_tk_000073.html

つまり、単なるレジャーで田舎に行くのとは少し違い、「一定期間を農山漁村で暮らす」ことを指し、二つ目の生活の拠点として地方で暮らすことを二地域居住と呼びます。二拠点生活には、週末や休日を田舎で過ごす週末居住型だけではなく、都市部で培った仕事のノウハウを地方で活かし、二つの地域で仕事を持つ二地域就労型で働く人もいます。

二地域住居といっも様々な形態があるようですね。

以前コラムでご紹介しましたが、都市部で生活する人にとって、地方移住に興味を持つ人の割合は高いのですが、「田舎暮らしはしてみたいけど、いきなり地方に移住するのは、ちょっと不安…」と思う人は多いようです。
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こうした移住ではなく、まずは地域での生活を一定期間体感してみるというニーズや、場所に依存しないテレワークの導入などにより、二地域住居が増えているようです。

また、国土交通省が、地方の定住人口を増やすだけでなく、二地域居住についても推進を図っており、潜在二地域居住人口は、2020年に680万人、2030年には1080万人と想定されています。自治体によっては、移住促進と空き家対策の一環として、地域の空き家を無料で貸し出す場合もあります。

こういった国の施策による後押しも、二地域住居が増えている背景といえます。

二地域住居の注意点

さて、都市部と地方の長所を同時に味わえるのが「二拠点住居」の醍醐味ですが、注意すべき点もあります。

まずは、両拠点を行き来するための交通費です。二拠点の距離が遠いと、それだけ移動するのにお金がかかるため、負担が大きくなります。

次に、住居費についても、賃貸住宅に住んでいると、二拠点分の家賃がかかるため、最近では、家賃の安いシェアハウスなどを拠点とする人も増えているようです。

二拠点生活の持続には、「地元住民との人間関係」をうまく構築することが大切です。苦労もありますが、やはり地元のコミュニティに溶け込むことが「第二の拠点」を持つ上で最重要です。地域の自治体が発行している市報や町報に目を通してみたり、馴染みの店を持つことが、最初の取っ掛かりになりそうですね。

移住先の選び方の条件とは?

いざ二地域居住を始めるとしても、移住先をどこにしたらいいか戸惑う人も多いと思います。

思い描いているライフスタイルを実現できる地域なのか、都心からのアクセス、気候、自治体の移住支援、医療環境、学校環境など、暮らしに必要な面から考慮して選ぶことが必要です。二地域居住を始めてみたら、地域の光熱費の高さにびっくりした、という体験者の話も聞きます。憧れの地域に住むこと自体が目的になっている人も多いかもしれませんが、「田舎の自然豊かな環境で子育てと遊びたい」「農業を始めたい」など、移住の目的を明確にして、目的に合った移住先を探すことが大切です。

では、人気の移住先をみてみましょう。

地方移住を支援する認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが、2019年の移住相談の傾向、移住希望地ランキングによると、1位は長野県、2位は広島県、3位は静岡県でした。

長野県はなんと3年連続の1位獲得となりました。
長野県の魅力として特に挙げられるのが、首都圏からの近さ。新幹線でも約90分で東京にアクセス可能な立地条件で、はじめての地方移住の候補として挙がりやすいようです。
交通の便の良さに加えて、身近に大自然が感じられるのも長野県の魅力。都市部と自然の近さや、山間の地域から、別荘地としても有名な軽井沢まで、ライフスタイルをまるごと変える移住から、週末プチ移住先としてなど、県土の広さを活かして、多様なスタイルを受け入れられる土壌が人気の背景にありそうです。
また、最近ではテレワークでの働き方にいち早く取り組むなど、移住者目線での支援が多いことも特徴です。

昨年は6位だった広島県は、2020年に2位に上昇。背景には、観光や多様な働き方・暮らし方の発信が功を奏しているようです。

静岡県は、全世代で人気が高い地域となっています。その背景にあるのは、首都圏との近さと、交通の便の良さ。東海道新幹線はもちろん、高速バス等での移動もしやすいことから支持されているようです。

このように移住先の条件として、交通の便の良さ、地方自治体によって支援制度の充実が欠かせないものとなっています。

いかがでしたか?

二拠点での生活は、これまでの住まいの概念を覆す画期的なライフスタイルです。移住住宅やシェアハウスなど、コストを抑えて始められる仕組みも出来つつある今、気になる地域に拠点を持ってみたくなりますね。

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