東京外国語大学の「キャリアデザイン論」に登壇しました

母校・東京外国語大学の「キャリアデザイン論」を担当させていただきました。

 (写真は、外大に入学するきっかけとなった、高校2年生で滞在したフィリピンのスラム街)

正直に言うと、学部時代、長期休みは海外をあちこち回り、念願叶って中国にも留学させてもらい、学生生活を満喫、楽しかった記憶しかないのですが、学外での実践?に傾倒し、一学生としては留年スレスレで決して優等生ではなかった自負があります。今回の機会をいただき、卒業から16年経過した今、僅かですが、ようやく恩返し出来たような気がしています。 

久々に府中キャンパスに足を運びたかったのですが、コロナの状況を鑑み、今年度は午前・オンライン、午後・対面での授業となっているとのこと。昨年度は1年間オンラインで完走されたそうで、語学の授業を最初からずっとオンラインって想像しただけでも先生方・学生の皆さんの苦労が偲ばれました。

最寄り駅の高架化も興味津々だったのですが、楽しみは次の機会に。今回はオンラインで、1~2年生を中心に、100名を超える後輩の皆さんに聴講いただきました。 

人事時代は、毎年、新卒採用面接に狩り出され、事業時代も会社設立してメンバー採用を一手に引き受けたりと、なんだかんだ学生さんと関わる機会が多く、「●●せねばならない」との思い込みやプレッシャーを感じている方が多いなぁとの印象を持っていました。 

例えば、「留学、リーダーシップ経験はマスト」「インターンシップ経験もしていなければ見劣りする」 

皆さん本当に就職活動に一生懸命取り組まれていて、自分の学生時代を振り返ると、頭が下がる思いで一杯でしたが、肩に力が入りすぎていて、「こうあらねば」の権化になっているようなスタンスが気になっていました。 

講義では、学部時代に就職活動で全滅した経験を始め、子どもが生まれて働き方の効率が変わった話や、入社時にやりたいと思っていた”グローバルな仕事”をやり切って、どこの国・地域で働いていても”ローカルに貢献する”ことが重要だと感じて、今のセカンドキャリア・地方創生の仕事に繋がっていることなど、率直に経験と感じていることをお伝えしました。  

聴講した皆さんからいただいた感想は、ワードファイルで何と38枚!びっしり書き込まれたコメントには、「肩の荷が下りた気がする」「外大生だとグローバルな仕事に就くべきとの考えにとりつかれていた、もっと自分のやりたいことにフォーカスしようと思う」等々、拝読した今ほっとした気持ちです。 

「パラレルキャリア」という言葉を初めて聞いた、という学生さんも多数。働き方が大きく変わっていく、これからの社会で、外大生らしく、伸び伸びと活躍されることを願ってやみません。 

 

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