やるべきことが明確になり、仕事が一気に進んだ/高岡熱中寺子屋 本多さん

2015年から始まった、地方の大人の学び舎「熱中小学校」プロジェクトの1校である高岡熱中寺子屋(https://www.necchu-terakoya.com/)(以下、寺子屋)。開校から7年が経過し、参加者が固定しがちで新たな参加者を呼びこめていない、という課題を抱えていました。この課題のブレイクスルーを生み出したいと、セカンドキャリア塾5期生の野田さん(50代女性、大手メーカー人事職、東京都在住)を、大人のインターンシップ生として受け入れ、23年1月から2ヶ月間、フルリモートで協働されました。

依頼したインターン業務内容は、寺子屋のPR課題の整理、改善計画の策定。野田さんは、毎週オンラインで打合せを重ねながら、現地にも実際に訪問され、課題解決に伴走されました。「野田さんのおかげで、やるべきことが明確になり、仕事が一気に進んだ」と語る、寺子屋の本多さんにインターンシップの感想を伺いました。

※上記写真は高岡熱中寺子屋の事務局メンバーの皆さん(一番左:本多さん)

 

最初に野田さんとオンラインにてお話しした印象はいかがでしたか?

経歴を拝見すると、凄い人だなと思って気後れしてしまうのですが、実際にお話した野田さんは、雰囲気がとても柔らかい方だったので、緊張せずにオンラインでも話が進みました。
また、DfE事務局の方が初回の打ち合わせにご参加下さったことや、事前のプロフィール情報等の共有もありましのたで、安心して臨めましたね。

 

実際に野田さんとのインターンシップが始まっていかがでしたか?

まず、野田さんに寺子屋のPRに関する悩みをご相談しました。すると、野田さんから、一般的なPR手法と、その中で寺子屋に適したやり方を体系立てて説明して頂きました。 そして、さらに、寺子屋の現状の課題をいくつか想定した上で、野田さんが特にお手伝い出来そうなことを具体的にご提案頂いたので、非常にわかりやすかったですね。すごく仕事ができる方だなと感じました。

また、その他にも、現状の寺子屋HPを改善したいとお願いしたら、野田さんの職場の方々にヒアリングして下さり、分かりにくい部分と具体的な改善点を示して下さったり、プレスリリースを出すタイミングなども教えて頂いたりしました。

寺子屋事務局の仕事は少人数での業務かつ多岐に渡るので、今までは「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と様々な気掛かりに追われ、常にわちゃわちゃ・もやもやしていました。ですが、野田さんがすっきりと全体像と、今やるべきことをまとめてくれたおかげで、道筋がすっと明確になりました。そのお陰で、今までになく仕事が非常にスムーズに進みましたね。

(高岡熱中寺子屋の会場である御旅屋セリオ)

 

インターンシップに対して負担感はありましたか?

毎週、一時間程度のオンラインミーティングでだけでしたので、負担に思うことはありませんでした。

こちらが困っている課題を相談すると、野田さんが一週間考えて下さり、次のミーテイングで解決策を提案してくれる。今までであれば、自分一人が考えなければならなかったところを野田さんが伴走して共に考えてくださることは、非常に有り難く、大変心強い存在でしたね。

 

本多さんにとって、野田さんは、どんな存在ですか?

頼れるお姉さんという感じです。インターンの業務内容についてはもちろんのこと、仕事の考え方についても教えて頂きました。例えば、地域ではどうしてもステークホルダーが多く、こちらを立てればあちらが立たないなど、判断に迷うことが常に出てきます。迷った時に、何を基準に考えたら良いか相談すると、「お客さんのことまず、第一に考えて動くと、説得力を持って話せるよ」と、ご自身のこれまでのお仕事の中での具体的な経験も交えてアドバイスして下さいました。その話は私自身、非常に納得感を感じるものであり、腑に落ちましたね。

野田さんとのインターンシップは、今後の仕事で大事にしていくべきことなど、自分自身の仕事の方向性をも見定められた、非常に良い時間になりました。忙しくなると抜けてしまいがちですが、この考え方はこれからも大事にしていきたいと思っています。

(高岡を訪れた野田さんと行った雨腫海岸は快晴!)

 

“ミドルシニアのインターンシップ”を実際に経験してみて、思うことは?

私自身もそうですが、地方で小さな組織で仕事をしていると、どうしても物事の視野が狭くなりがちです。野田さんのような大手企業の方の経験値を、地域の小さい組織に落とし込めると、今迄にない視点が入ることで、物事のスピードが一気に上がる。地方企業の強力な支援になると感じましたね。

また、逆に、インターンシップをされる方にとっては、地方の経営者の仕事の切り開き方や、地域に根付いた生き方は都会にはない視点が多く、セカンドキャリアを考える上で、刺激になるのではないかと思いました。私自身も地域で活動していて、すごく面白い方が多いと感じています。協働することで、良い相乗効果が生まれるのではないでしょうか。

今後、高岡においても、今回の私たちのインターンシップ体験を踏まえ、周辺の企業に地方共創セカンドキャリア塾のインターンシップの話をお声がけしていきたいですね。

 

今回のインターンシップの一番の成果は何ですか?

野田さんという素晴らしい方との出会いが何よりも一番ですね。野田さんには“こんなにしてもらって良いのかな”と思うくらい、沢山助けられました。

そして、仕事について色々と教えていただいたことももちろんですが、野田さんに高岡を知ってもらい、好きになってもらえたことも、本当に嬉しかったです。先日も野田さんがオンラインで寺子屋のオープンキャンパスに参加して、授業の感想を送ってくださり、すごく有り難かったですね。

今後も是非野田さんとは引き続き繋がっていきたいですし、東京に行ったら、絶対野田さんに会いたいと思っています!

(野田さんが現地で参加した寺子屋授業の様子)

 


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